震災後8年 これからの活動について

東日本大震災から8年が経ちました。復興支援という合言葉で、日本中の人々が被災地のことを想う繋がりの形は力強く育ちました。それは、全国規模の災害が頻繁に起きるようになった最近の日本の環境と無縁ともいえないかもしれませんが、今後も気候変動による災害が予断できる状況にない中で、様々な人々の繋がりが深まったことは助け合いの観点から大きな前進です。

私たちは、震災を機に公益社団法人東日本大震災雇用・教育・健康支援機構を設立し、東北を中心に様々な支援活動を行って参りました。昨年からは東日本大震災の記憶の風化を防ぐこと、そして、新たに発生した被災地の支援も行うことを方針として掲げ、活動を進めています。

誰もが、自らに起きるかもしれない災害の恐ろしさを忘れずに被災地のことを想う環境づくりを推進します。誰もが、誰かのことを思いやることが出来るように、その心を育んでいけるような活動をして参ります。

これからも、東日本大震災のことを決して忘れず、被災地の支援活動に取り組みます。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

平成31年3月11日

 東日本大震災雇用・教育・健康支援機構

理事長 田中 潤