鎌倉の異界探訪 弐・・・六浦道と朝比奈
「鎌倉地図草紙」異界を歩く – P30-31
六浦道と朝比奈
仁治2年(1241年)北条泰時が鎌倉と六浦(横浜市金沢区)を結ぶ道路・六浦層の増勢に着手した。
県道金沢鎌倉線を六浦方面に進むと、十二所神社付近から朝比奈の峠道になる。弓道は神社の少し手前から右に分け入り、大刀洗川沿いを切通しに向かう。
かつて、この道沿いに、高さ三メートルほどの塁壁が延々と続いていた。それは「異界」(鎌倉の外)からの侵入者にたいする防御施設であった。
防御施設は、朝比奈の切り通し道に沿って延々と続いていた。通行する人々はここからの観察を免れることはできなかった。
【21世紀・朝比奈防塁跡】
【13世紀・朝比奈防塁】
鎌倉七切通し
極楽寺坂切通し、大仏坂切通し、化粧坂切通し、巨福呂坂切通し、亀ガ谷切通し、朝比奈切通し、名越切通し
未だに鎌倉時代の面影を残している古道もあり散策に訪れる人も多い。