鎌倉の異界探訪 弐・・・北鎌倉の入り口

「鎌倉地図草紙」異界を歩く – P34-37

鎌倉の異界探訪・・・弐 北鎌倉の入り口

JR北鎌倉駅あたり。

弘安5年(1282年)鎌倉に入ろうとした一遍たちは太守北条時宗一行に出会い阻止される。この木戸は鎌倉の内と外(異界)を分ける境界であった。現在の北鎌倉駅前から鎌倉街道を西に70~80m行った瓜ヶ谷堂の交差点付近に相当する。

鎌倉に入ろうとした一遍上人たちは「太守」北条時宗一行に出会い阻止される。ただ一度みまえただけのみすぼらしい僧侶の一団がそののちどれほど大きな教団に成長するか、出会いの2年後に世を去る時宗は知るはずもない。